の自主トレテク31上顎口蓋側はミラー視でプロービング!マネキンを使って繰り返し練習! 歯科衛生士が行うプロービングは、患者さんの歯周状態を評価し、適切な治療計画を立てるうえで極めて重要です。歯周ポケットの深さを正確に測定することで、歯周組織の破壊の程度を知ることができるため、歯科医師や歯科衛生士の治療計画の指標となります。また、治療過程における改善の程度の評価や、メインテナンス時に歯周状態を維持しているかどうかのモニタリングにも役立ちます。さらには、患者教育においても正確なプロービングは重要です。検査数値を使用して、患者さんに歯周病の重症度を理解してもらうだけでなく、治療結果やメインテナンス時のリスク部位の共有にも役立ちます。つまり、歯科衛生士が正確なプロービングを行うことは、診断、治療計画、治療結果のモニタリング、患者教育といったあらゆる場面において不可欠であると言えます。 今回は、正確なプロービングを行うための事前準備として、患者情報の読み取り方やデンタルエックス線写真の読影の方法、プロービングの具体的な自主練習方法について共有したいと思います。June 2024 vol.48はじめに歯科衛生士にとって不可欠なプロービング
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