25July 2024 vol.48 歯周治療において、プラークコントロールはもっとも重要です。プラークコントロールは歯肉縁上と歯肉縁下に分けられ、歯肉縁上のプラークコントロール、つまり“ブラッシング”は患者さんの役割であり、歯肉縁下のプラークコントロールはわれわれ歯科医療者(歯科医師・歯科衛生士)の役割です。良好なブラッシングとハイレベルなSRPは、どちらも歯周治療においてもっとも基本的で重要な治療といえます。 歯肉縁上のプラークコントロールが不十分だと、SRPを行ってもプラークや歯石が再付着してしまい、金子 至Itaru KANEKO金子歯科医院[長野県]院長・歯科医師南野莉穂Riho MINAMINO金子歯科医院[長野県]歯科衛生士金子 創Hajime KANEKO金子歯科医院[長野県]副院長・歯科医師金子 理Osamu KANEKO金子歯科医院[長野県]歯科医師金子 智Tomo KANEKO金子歯科医院[長野県]歯科医師宮下 遼Ryo MIYASHITA宮下歯科医院[長野県]副院長・歯科医師橋爪由美子Yumiko HASHIZUME宮下歯科医院[長野県]歯科衛生士歯周治療の効果を上げることはできません。歯肉縁上と歯肉縁下のプラークコントロールはそれぞれ影響し合い、どちらも十分なコントロールができて、初めて歯周治療は効果を上げます。とくに隣接面のプラークコントロールは難しいため、歯周病の進行しやすい要注意部位と言えます。 それでは、どのような清掃用具を使用したらよいのでしょうか。今回の特集では歯間ブラシに焦点を当て、具体的に説明したいと思います。宮下 徹Toru MIYASHITA宮下歯科医院[長野県]院長・歯科医師市川美由紀Miyuki ICHIKAWA宮下歯科医院[長野県]歯科衛生士神庭光司Koji KAMBA神庭歯科医院[島根県]院長・歯科医師山口春奈Haruna YAMAGUCHI神庭歯科医院[島根県]歯科衛生士歯周治療はプラークコントロールが基本金子 至 金子歯科医院・歯科医師
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