歯科衛生士 2024年9月号
7/9

第14回お作法よりは、「◎◎ち」かも。次のページへ!!Illustration:すぎやまえみこ北折 一Hajime KITAORI健康演出アドバイザー元NHK「ためしてガッテン」演出担当デスク1987年NHKに入局。1995年「ためしてガッテン」立ち上げに参加。以来18年間同番組の制作を続ける。2013年にNHKを退職後、健康演出アドバイザーとして主に健康教育分野で「人びとのよりよい生活のお手伝い」を目指し、講演・執筆活動を行っている。小社刊『歯科衛生士ブックレット Vol.1 説明のプロに聞く! メインテナンスの重要性をわかってもらうには!?』は、Amazon部門別で3ヵ月第1位を記録。September 2024 vol.48 てゆーか皆さん、「プレゼンテーションの教本」はいくつか読んで学んでますでしょーか。ぼくはちょびちょびとはチェックしました。そこからものすご~く学んだことがあります。それは、「プレゼンに正解はない」という事実。正解がないからこそ、「より正解に近いですよ」的なものを、いろんな人がいろんな形で書いている。それがプレゼンの教本なんだなーと、いくつか見て知ったという次第です。 じゃ、具体的なテクニックや作法について北折はそれらの本から何を学んだのか? うーん、申し訳ないですが、ぼく自身は別段何もないです。ただし、それはぼくくらいになるともうそこから学ぶべきも のがないんだよね、という話ではありません。どーゆーことかと言えば、基本それらの本には、「プレゼンを受け入れられやすくするための作法」ばっか書いてあるからです。ぼくの場合はたまたまラッキーなことに「元ガッテンディレクター」という肩書だけで十分に受け入れられやすいんで、不要なのです。でも、だからこそ、「受け入れられやすいかどうかだけじゃないんだ」ということに気づくチャンスも多かったのです。皆さんの場合は、「受け入れられやすいテク」も知っといたほうがよいでしょう。が、それを採用するかどうかは、ご本人次第。 今回はその辺りについて、とくに「プレゼン本に書いてあることと北折流の違い」について、まとめてお話ししておきますね。87伝説のディレクターによるプレゼン講座も、いよいよ残すところ4回。ここらで、基礎の基礎に立ち戻ってみましょーか。そもそも見やすいフォントの種類や大きさ、配色はどんな基準で選べばよいのか。枚数や組み立て上の「作法」は? などなど、実際の作成作業にあたってのこまごました疑問に、字数の限りお答えします。※本連載で示すスライドはすべて掲載許可をいただいています。“もっと伝わる”プレゼンの教科書に学ぶこまごまのお作法問題

元のページ  ../index.html#7

このブックを見る