歯科衛生士 2月
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こうやって患者さんに伝えよう!こうやこうやこうやこうやこうやこうやこうやうやって患って患って患ってっっ者さん者さん者さんに伝えに伝えに伝えよう!よう!よう! 歯石 歯石がついているとがついているとなぜよくないかなぜよくないか覚えておこう!細菌が死んで石灰化し、歯石となる 歯石は唾液によってつくられるわけではなく、実はプラークの中の細菌によりつくられます。プラーク細菌がなければ歯石は形成されません。 歯石形成の最初のステップは、プラークの中の細菌が歯とくっつくことです。歯にくっついた細菌は2週間くらいのう プラーク細菌のうちで、もっとも強く石灰化するのは「コリネバクテリウム・マツルショッティイ(Coryne-bacterium matruchotii)」と呼ばれる細菌です。細菌の名前はどれも長くて、覚えるのがとても大変です。コリネバクテリウムは除去しても除去しても懲りずに増えてくる細菌ですから、「懲くなります。このプラークの死がい444に、さらに別のプラークがくっつくことで、徐々に歯石が大きくなっていくのです。ちに死んで石灰化します。石灰化した細菌同士がくっついて歯石のコア(芯)になります。そのコアにまた別の細菌がくっついて、歯石は少しずつ大きくなっていくのです(図1)。 いずれにしても、プラークだけでなく歯石をつくらせないためにも、ブラッシングなどのプラークコントロールが大切です。りねえ(ない)バクテリア」と覚えましょう。ほかに放線菌、レンサ球菌も歯石の原因となります。 歯石がつくられるきっかけは細菌のはたらきなのですが、歯石を大きく成長させるのには、唾液が重要なはたらきをしています。唾液のpHが上昇して口腔内がアルカリ性に傾くと、先ほ 歯石はプラークによってつくられます。プラークとは細菌の固まりで、歯にくっついたプラークは、そのうち死んで固図1 歯石のできる仕組みどの「懲りねえバクテリア」などの石灰化が促進され、歯石がどんどん大きくなるのです。 つまり、細菌が歯石形成の最初のきっかけをつくり、唾液は歯石が大きくなる助けをしている、ということができます。歯石はどのように形成されるのでしょうか。まずは歯石ができる仕組みを、患者さんに説明しましょう。簡単に説明するなら……詳しく説明するなら……説説明明ののPPOOIINNTT歯石形成61歯科衛生士 February 2015 vol.39

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