歯科衛生士 2015年3月
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その患者さんにあった対応や治療計画を提案するためには、まずはお話をうかがうことから始めなくてはなりません。初診時で私たちが行うことは「なぜ、この患者さんはこうならざるをえなかったのか」、その事情を、患者さんのお話をじっくりうかがい、口腔内の状態と照らし合わせながら推測し、そのおおもとの原因をつかんでいくことです。この過程を通して、初めてその患者さんにあった治療やプラークコントロールをご提案できるのです。 よって、まずは患者さんのお話をじっくりとうかがい、口腔内の状態と照合しましょう。その過程で多少足踏みをすることになっても、ここでより踏み込んだ情報を患者さんから得ることが、今後の治療やメインテナンスにとって重要なのです。集めるべき情報は、患者さんの話と口腔内の状態に関することPhase1患者さんの背景から探る4患者さんのお話をじっくりうかがおう!Phase2患者さんの口の条件、状態から探る4歯周病を悪化させる要因、条件を探そう!初診時の情報収集の目的は、初診時の状態に至った原因、背景を探ること。それがつかめれば、患者さんにあった提案をできるようになります。初診時の状態に至った原因の推測は2つの側面から行いましょう!口腔内の状態から 理解していこう!47歯科衛生士 March 2015 vol.39

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