歯科衛生士2021年8月号
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 筆者は臨床のかたわら、歯科医院を訪問し、歯科衛生士教育を行っています。その際、各歯科医院の歯科衛生士の業務記録を目にしますが、上に示したように、詳細な患者さんの情報や臨床所見を記録しているものから、処置のみを記載しているメモのような記録まで、実にさまざまです。 歯科衛生士が行う業務記録の様式については特に決まっ業務記録のしかた、見直しませんか?丸尾 操 株式会社PASSION代表・歯科衛生士まずはSとOをわけるだけで、やるべき ていませんが、私たちが使いやすいのはもちろん、業務の質の向上につながる記録が望ましいと考えます。しかしながら、私たちは普段時間の制約がある中で業務を行っているため、記録だけに多くの時間を割くことはできません。そのため、短時間で的確に患者さんの情報を記録することがポイントになります。情報が整理されていない記録はわかりにくい患者さんの反応はどうだったんだろう?結局何が書いてあるのかよくわからない……1特集24歯科衛生士 August 2021 vol.45歯科衛生士 August 2021 vol.45

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