歯科衛生士2021年8月号
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ことが見えてくる! さらに、業務記録の情報は記録した歯科衛生士本人だけでなく、歯科医師や他のスタッフとも共有するため、他者に伝わりやすいものでなければなりません。けれども実際には、こうした大切な情報を記録することに対して、私たちは案外意識できていないように思います。自院で今まで引き継がれてきた昔からの業務記録の仕方をそのまま改変することなく使っている場合も少なくないように感じます。 今回は、こうした雑然とした業務記録を改善するために、歯科衛生過程をベースにしたSOAPIE形式による業務記録について、後述のとおりS(主観的情報)とO(客観的情報)を中心にご紹介します。日々の歯科衛生士業務の中で、業務内容の記録に追われている皆さんにぜひSOAPIE形式の基本を知ってもらい、業務の効率化を図ることにつなげてもらいたいと思います。今までにSOAPIEという言葉を聞いたことがなかったという方や、学校では習ったものの深く理解していなかったという方は必見です!Illustration:フジノマ丸尾 操Misao MARUO株式会社PASSION代表歯科衛生士P.26PART1SOAPIE形式で記録するとなぜいいの?丸尾 操、岡崎惠子P.31PART2どうやるの? S情報・O情報の収集&アセスメント丸尾 操P.35CASE STUDYモチベーション・テクニックの向上で根分岐部病変も保存!福井秀和福井秀和Hidekazu FUKUIさつき歯科医院[長野県]歯科医師ヨーロッパ歯周病連盟(EFP)歯周病専門医岡崎惠子Keiko OKAZAKI朝日医療大学校歯科衛生学科学科長歯科衛生士CONTENTSSOAPIE形式なら、項目ごとに整理される!25歯科衛生士 August 2021 vol.45歯科衛生士 August 2021 vol.45

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