図2 咀嚼状態と食形態の関係性1+嚥下食咀嚼食できる+舌が動かないゴックンだけできる+舌がよく動くモグモグゴックンができる+モグモグがいまいちモグモグゴックンができる+モグモグがじょうずコード1ゴックンだけコード2コード3コード4「食べられますか?」にもう困らない!みんなできる 「食べる」の見かた舌があまり動かない舌がよく動くモグモグがいまいち上手にモグモグできる55舌を半分以上口腔外まで出せて、上下左右に動か せるか 大きくわけると、嚥下食はゴックンのみで摂食可能であり、咀嚼食はモグモグ+ゴックンで摂食できます(図2)。 細かくみていくと、ゴックンだけができて舌が動かない場合は コード1 、舌がよく動く場合は コード2 、モグモグもゴックンもできるが、モグモグがいまいちな場合は コード3 、モグモグがじょうずであれば コード4 というように分けられます(図2)。これらをふまえて、患者さんの“食べる”にあわせた食形態が提供できるようになりましょう。水やお茶をむせることなくゴックンできるかガーゼなどを噛んでもらい、“モグモグ”ができるかさらに左右にガーゼをスムーズに動かせるか(→モグモグが上手、スムーズに動かせない場合はモグモグがいまいち)いことがあるように思います。逆にすでに何かしら食べている患者さんの場合は「ゴックン」はできていると判断することができるため、「モグモグ」をしっかりと評価し、食べられる食形態を明らかにしていくことが重要になります。 これらを把握することで、嚥下食か咀嚼食か、患者さんがどのような食形態を食べられるかが評価できます。(文献5より引用)歯科衛生士 December 2021 vol.45舌の動きチェックモグモグチェックゴックンチェックCheck口腔ケアの過程でチェック!対応のヒント適切な食形態がわかる 「食べる」ことは、主に咀嚼(モグモグ)と嚥下(ゴックン)から成ります。食べることはシームレス(連続的)であるため、このどちらにも介入する必要があります。一方で、より重要なのは「ゴックン」になります。いくら「モグモグ」ができても、「ゴックン」ができなければ食べたことにはならないからです。 たとえば、良い義歯ができたのに「食べられない」という患者さんの場合、「ゴックン」の評価・介入が十分でな咀嚼 3つのチェックと対応
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