歯科衛生士 2022年2月号
2/9

4436.314.65~986.469.734.794.988.973.947.196.090.589.9Aグループは、10代後半の時点ですでにほとんどの人がう蝕経験を有しており、そのまま50代前半となっている98.596.290.2Cグループは、19歳以下の時点までは低い割合が保たれているが、20歳以上になるとBグループとほとんど差がなくなっているDグループは、10代後半になっても低い割合が保たれている久保庭雅恵Masae KUBONIWA大阪大学大学院歯学研究科口腔分子免疫制御学講座予防歯科学准教授・歯科医師天野敦雄Atsuo AMANO大阪大学大学院歯学研究科口腔分子免疫制御学講座予防歯科学教授・歯科医師Illustration:寺田久美(%)100908070605040302010010~1415~1920~24連載内で紹介している文献を、web上で見ることのできるものはリンクつきでまとめました。https://www.quint-j.co.jp/web/shikaeiseishi/index.php25~34日本人のう蝕は本当に減ったのか?令和のう蝕に関する皆さんの常識を、サイエンスベースで覆します! 令和のう蝕病因論(カリオロジー)は、ミュータンス連鎖球菌と砂糖だけじゃ語れないのです。第1回脱・昭和の常識!昭和と令和では、「むし歯の洪水」の意味が違う日本と世界のう蝕事情~昭和の高度経済成長期から現在まで~かつて「むし歯の洪水」と呼ばれていた時期に比べると、現在の日本では「う蝕が減っている」とよく聞かれますが、その解釈は正しいのでしょうか。今回は、日本におけるう蝕の疫学について、昭和のデータや年齢別のデータ、さらには世界各国と比較したデータで検証していきます。

元のページ  ../index.html#2

このブックを見る