●出血、●排膿、●出血+排膿73PPD3mm以下:21.4%、4~5mm:77.4%、6mm以上:1.2%BOP:92.9%(赤字が出血部位)、PCR:83.9%00000000000010876543211234567821000000000112February 2022 vol.46図1 初診時の口腔内写真歯肉の腫脹、動揺、出血を主訴に来院。初診時の検査においては、臼歯部に歯肉の腫脹、出血がみられ、さらに766に根分岐部病変Ⅱ度が確認され、歯周病の症状が顕著だった。なお、初診当時の前任の歯科衛生士の指導履歴によると、ブラッシングは朝夜の1日2回行っていたとのこと。図2 初診時のデンタルエックス線写真全顎的に骨吸収を認める。下顎左右臼歯部には、根分岐部に及ぶ骨吸収像が見られる。なお、6には根尖部透過像が見られる。図3 初診時のプロービングチャート全顎的に深いポケットが認められる。口腔清掃状態は不良で、PCR、BOPはともに高く、強い炎症が起こっていた。プラーク動揺度545646444434455434333433434545444555445545545645544444545434434334444455545545455644ポケット部位ポケット756645555444333232232333333434445544545644756655545545434434433433434434445544545655動揺度プラーク肉の腫脹、動揺、出血を主訴に来院しました。初診時の検査では、臼歯部に歯肉の腫脹、出血がみられ、さらに766に根分岐部病変Ⅱ度が確認され、歯周病の症状が顕著でした。しかし、当院を受診する前は痛みがあるときのみ歯科を受診し(う蝕治療のみ)、最後に受診したのは4年前(2009年)、メインテナンスでの受診歴はありませんでした。 なお、初診当時の前任の歯科衛生士の指導履歴によると、ブラッシングは朝夜の1日2回行っていたとのことでした。しかしながら清掃状態は不良で、PCRは83.9%、BOP(+)は92.9%、PPD4mm以上の部位は78.6%でした。また、デンタルエックス線写真からは、6676567に垂直性の骨吸収像が認められました(図1~3)。初診時 2013年4月
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