薬チェックガイド(文献1より引用)March 2022 vol.4625表1 各職種の役割役割図1 口腔内の残留薬職種服用管理能力の把握、服薬状況の確認、服薬支援ADLの変化の確認、薬物療法の効果や薬物有害事象の確認、多職種へ薬物療法の効果や薬物有害事象に関する情報提供とケアの調整口腔内環境や嚥下機能を確認し、薬剤を内服できるかどうか(剤形、服用方法)、また薬物有害事象としての嚥下機能低下等の確認薬物有害事象、服薬に関わる身体機能、ADLの変化の確認嚥下機能を評価し、内服可能な剤形や服用方法の提案薬物有害事象としての嚥下機能低下等の評価外来を受診した73歳男性患者。約3時間前に内服したという錠剤が義歯内面に残留していた。歯科訪問診療で、寝たきりの高齢患者に口腔ケアを行おうとした際、右側の歯肉頬移行部に錠剤が張り付いていた。錠剤の直径は10mmほどであり、口腔機能が低下した患者ではサイズの小さい錠剤ほど残留しやすい。職種管理栄養士食欲、嗜好、摂食量、食形態、栄養状態等の変化役割の評価入院(所)前の服薬や生活状況の確認と院内(所内)多職種への情報提供、退院(所)に向けた退院先の医療機関・介護事業所等へ薬剤に関する情報提供各職種からの服薬状況や生活状況の情報集約と主治の医師、歯科医師、薬剤師への伝達、薬剤処方の変更内容を地域内多職種と共有※本編では製品名の®(アールマーク)を削除し、五十音順で掲載。※掲載製品は2022年1月現在の情報である。看護師歯科衛生士理学療法士・作業療法士言語聴覚士社会福祉士等介護福祉士服薬状況や生活状況の変化の確認介護支援専門員
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