RAIOS口内炎と間違われやすい“口腔がん”世界の傾向とは逆に、国内では増加傾向 近年、欧米諸国では口腔がんの罹患率は減少してきています。しかし、日本においては他臓器がんと同様に増加傾向にあります。口腔がんの好発年齢は50~60歳で、男女比が3:2で男性が多い疾患です。 がんによる死亡者数は、1981年に脳卒中を抜いて死亡原因の第1位を占めるようになって以来、年々増加し、2000年には年間29万人、2015年では37万人を超える傾向にあります。これは死亡総数の28.7%を占め、国民の3人に1人ががんで死亡していることになります。なお、口腔がんは、全がんのうち11~14番目の罹患率です(1~3%)1-3。26口腔・咽頭がんの国内死亡者数(文献2より作成)A特集口腔内を診るDHの必修科目!or口内炎口腔がん
元のページ ../index.html#1