「伝わらない!」「聞いていない!」その原因は? 先輩DHの皆さん、後輩の指導で悩むことはありませんか? 「何度伝えても伝わらない」「教えても上達しない」とストレスに感じたり、「話を聞いてくれない」とイライラしたりしてしまう方もいらっしゃるかもしれませんね。 なぜ、指導がうまくいかないのでしょうか? 原因は主に2つあります。 自分とは違う相手に対して、自己流の教え方で指導し続けたとしても、うまくいきません。先輩が悩んでいる以上に、後輩も戸惑い、さまざまな思いを抱いています。効果的に指導するには、相手を理解したうえで、コミュニケーションの取り方や教え方にひと工夫を凝らすことが大切です。原因1:相手と自分は違うから 誰しも、考え方や学習のしかたは違います。「こうやって教えたらわかるはず」と思われることでも、相手には理解してもらえない可能性があります。とくに、近年は時代の変化が目まぐるしく、受けてきた教育も大きく変わっています。ですから、後輩の性質も自分とは大きく違うはずです。筆者自身も「世代が違いすぎてかかわり方が難しい」と悩んだことが何度もあります。原因2:教え方を学んだことがないから これまで学校の授業などで教えられた経験はあっても、教える方法を学んだことはない人が多いと思います。そのため、自己流の教え方になってしまう結果、後輩は「先輩の言っていることがよくわからない」、先輩は「私の話を聞いていない」と思ってしまうすれ違いが生まれます。58特集2誌上先輩力アップ研修あるあるシーン別 後輩指導の
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