635月号で紹介予定! まず、このような「なぜ?」を考える際に基本となるダーウィン医学(進化医学)についてご紹介します。 地球の誕生は約46億年前で、最初の生命体である単細胞動物が出現したのは約35億年前です。そして、多くの細胞からなる多細胞動物へ進化したのが7億年前、さらに魚類から両生類、爬虫類、そしてイヌやヒトなどの哺乳類へと進化してきました。 一方、“個体発生は系統発生を繰り返す”という言葉があるように、受精した細胞は母体内で魚類から両生類、爬虫類、哺乳類と形を変え、ヒトの赤ちゃんとして産まれてきます。だから、ヒトの体には動物の進化の歴史が刻まれているのです。 口腔機能や病気も、同様に進化の歴史をもとに考えます。これがダーウィン医学(進化医学)です。この学問は、その本質を理解するためには大いに役立ちます。March 2024 vol.48キーワードは“進化”!お口のふしぎ今号で紹介!P.64口から食べるのはなぜ?P.66前歯から生えるのはなぜ?P.68下の歯が先に生えるのはなぜ?機能のふしぎ赤ちゃんがはじめに発する言葉はなに?口腔ケアで舌機能が改善するのはなぜ?舌の動きが消化器官と関連するのはなぜ?がいっぱい!
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