歯科衛生士 2024年3月号
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第8回71 な~んと! ちょうど3月号が卒業検定って、タイミングよすぎじゃないですか‼ 実はこの「卒検」という言葉自体、さおりさんから最終改訂版のパワポが送られてきたメールに添えられていたものです。見た瞬間に今月号のサブタイトルに採用決定。まあね、長年の歯科衛生士人生の経験の結晶ともいえる作品を、何ヵ月にもわたって日本中の同業者が見てる前で斬られまくってますからね。「もうこれで許してえ~」な気持ちもあったかもしれません(笑)。許すかどうかはもちろん、作品を拝見してからです。思いが重すぎたパワポがどう変わったか。じっくり見させていただきました。 結論から先に申しましょう。「めっちゃ大合格ゥ~♥♥♥」です。メールには「かなり枝葉を剪定したつもりですが、逆に説明が多くなってしまった感じです……」と書いてありました。いやいやいや、それは間違い。あの説明・説教しまくり状態から、よくぞここまで剪定しましたってくらい減ってますってば。でもここにも、合格にふさわしい成長の証が見受けられます。情報が減ったからこそ、残ってる情報がまだ多いと気づけるようになったということですもん。先月号でお伝えした「枝葉が多すぎると森どころか木も見えない」状態が解消された。それだけでもものすごい大進化。 ではでは、それも含めて「卒業パワポ」のどこがどうよくなったか&だからこそ見えた今後の課題、一気に見ていきましょー!Illustration:すぎやまえみこ北折 一Hajime KITAORI健康演出アドバイザー元NHK「ためしてガッテン」演出担当デスク1987年NHKに入局。1995年「ためしてガッテン」立ち上げに参加。以来18年間同番組の制作を続ける。2013年にNHKを退職後、健康演出アドバイザーとして主に健康教育分野で「人びとのよりよい生活のお手伝い」を目指し、講演・執筆活動を行っている。小社刊『歯科衛生士ブックレット Vol.1 説明のプロに聞く! メインテナンスの重要性をわかってもらうには!?』は、Amazon部門別で3ヵ月第1位を記録。March 2024 vol.48患者さんや地域の人びと向けに話す際に、もはや不可欠なパワーポイント(パワポ)。「伝えたい、わかってもらいたい」思いを込め過ぎたばっかりに逆に伝わりにくくなってた「静岡県・さおりさん」の作品を、プロの演出家がメッタ斬り! 今月はついに卒業検定。果たして、どう変わった? そして、合否は!?※本連載で示すスライドはすべて掲載許可をいただいています。どんな課題が見えたかな?次のページへ!“もっと伝わる”「重すぎです問題」、解決されたかな?「練る子は育つ」 その4 「卒検」!!!!!

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