Journal of Aligner Orthodontics 日本版 2022年No6
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adacbebdcJournal of Aligner Orthodontics 日本版 | 2022 vol.2 issue 6日本版オリジナルページ合面を通過する形のⅡ級交叉ゴムを使用することで、シザースバイトの改善を促した。また上顎前歯部舌側にプレシジョンバイトランプを設置し、上下顎前歯部に対し圧下の矯正力がつねにかかる状態をつくった(図7~9)。ステージングについては、一括移動による上顎遠心移動を行い、Ⅱ級顎間ゴムを常用することによる歯列全体の移動を行った(図10)。 第1フェーズにおけるアクティブアライナーの数は上顎32ステージ、下顎33ステージで、7日ごとに交換を行った(図11)。治療開始から9か月後、33ステージまで進めた段階で前後(A-P)関係の改善が不十分と判断したため、Ⅱ級顎間ゴムをさらに2か月間使用する図7 ClinCheckによるシミュレーション。初回アライナーによる治療開始時(a-e、1枚目/ 33枚中)。図8 ClinCheckによる初回アライナーに設置するアタッチメントのデザイン(a-d、9枚目/ 33枚中)。84治療経過

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