Journal of Aligner Orthodontics 日本版 2023年No5
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a図16リカバリー方法❻「再セットアップと追加アライナーの使用により臼歯部咬合の改善を図る」。a:1回目のアライナー矯正治療後に臼歯部開咬を認めた状態。Ⅱ級顎間ゴムの装着によってⅡ級不正咬合の改善に加え、臼歯部の挺出を図ることとしたb:追加アライナーのための2回目のセットアップ目標。実際にはショートのⅢ級顎間ゴムの装着により、臼歯部の挺出および遠心へのアップライトを行ったb図15リカバリー方法❹「開咬を生じた上下顎臼歯に顎間ゴムを使用し、臼歯部咬合の改善を図る」。a:アライナー矯正治療により開咬を生じた臼歯部b:上顎小臼歯は著者がアライナーに設けた切り込み(現在はエラスティックカットアウトが利用可能)、下顎小臼歯は設置したボタンに顎間ゴムを掛けて下顎小臼歯を挺出させたa口唇を開けた状態で嚥下をさせ、異常嚥下癖の有無を確認する(a)。また舌尖を前方へ突出させる(b)、舌背を口蓋へ吸着させる(c)ことで舌機能を確認する。d開口器を装着した口腔内にスポイトで水を10ccほど垂らし(d)、歯を咬合させて「ごっくん」と飲み込む訓練を行う。また口唇を開けた状態で咬合接触と同時に舌背を口蓋に吸着させる訓練を行う(e)。上手にできると垂らした水が口から噴き出ることはない。訓練では患者自らが咬合時に咬筋が収縮し、その後顎舌骨筋が収縮すること(この順番を毎回確認することが重要)を両頬を手で触り実感してもらう。図17リカバリー方法❼「クレンチング、TCHなどの習癖改善訓練を徹底する」。クレンチングは低位舌・異常嚥下癖と合わせた改善訓練が必要となる。abbceJournal of Aligner Orthodontics 日本版 | 2023 vol.3 issue 5日本版オリジナルページ図18リカバリー方法❽「一時的なブラケット装着により、前歯部および臼歯部咬合の改善を図る」。写真ではユーティリティーアーチを用いて前歯の圧下、臼歯の挺出を図っている。86

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