連絡先 E-Mail: info@meieki-kyousei.com渡部博之 前編では、End to endのAngleⅡ級を上下顎第一大臼歯の近遠心傾斜方向によって4つのタイプに分類した。これを活用し、治療計画を立案する際に非抜歯渡部博之 WATABE Hiroyuki, D.D.S., Ph. D 名駅MA矯正歯科 〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅3丁目23−6 第二千福ビル2FJournal of Aligner Orthodontics 日本版 | 2024 vol.4 issue 1上顎第一大臼歯の近心傾斜 [Type1]上顎第一大臼歯の歯冠が近心、歯根が遠心に位置しており、根尖1/3を中心に近心傾斜している。上顎第一大臼歯の遠心傾斜 [Type2]上顎第一大臼歯の歯冠が遠心、歯根が近心に位置しており、根尖1/3を中心に遠心傾斜している。下顎第一大臼歯の近心傾斜 [Type3]下顎第一大臼歯の歯冠が近心、歯根が遠心に位置しており、根尖1/3を中心に近心傾斜している。下顎第一大臼歯の遠心傾斜 [Type4]下顎第一大臼歯の歯冠が遠心、歯根が近心に位置しており、根尖1/3を中心に遠心傾斜している。キーワード End to endのAngleⅡ級、上下顎第一大臼歯の近遠心傾斜角度、アライナー型矯正装置、抜歯・非抜歯の診断、CBCTか上顎片側抜歯、抜歯症例なのかを検討する(下図)。詳細は前号の92~94ページを参照されたい。後編ではこの分類を用いて診断を行った症例を紹介する。End to endのAngleⅡ級における上下顎第一大臼歯の近遠心的傾斜方向による分類上下顎第一大臼歯の直立 [Type0]上下顎第一大臼歯が直立しており、近遠心傾斜を認めない。55渡部博之日本版オリジナルページメソッドプレゼンテーション & 症例報告Ⅱ級症例における抜歯・非抜歯の考え方(後編)勘どころをおさえて自分の臨床に活かす
元のページ ../index.html#1