Journal of Aligner Orthodontics 日本版 2024年No1
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Force driven aligner orthodontics 適切なアライナー矯正治療のノウハウを身につけるJournal of Aligner Orthodontics 日本版 | 2024 vol.4 issue 1症例1-3 CBCT連動ClinCheckによる治療計画1:非抜歯治療。下顎ではソフトウェアが規定する最大量(0.5mm)のIPRを行っても歯根が骨から逸脱していることがわかる。症例1-4 CBCT連動ClinCheckによる治療計画2:上下顎両側第一小臼歯抜歯治療。上顎側切歯が矮小歯であるため、犬歯・臼歯関係がⅡ級になっている。歯牙移動評価でも予測実現性の低い歯の移動が多く認められた。症例1-5CBCT連動ClinCheckによる治療計画3:下顎左側側切歯抜歯治療。同歯抜歯により歯根の逸脱を防ぎ、上顎歯列とのディスクレパンシーを改善する。上顎右側第三大臼歯を抜歯して上顎臼歯部の順次遠心移動とIPRを行うことで犬歯・臼歯関係をほぼⅠ級とすることができる。 本症例では、下顎左側側切歯1本抜歯の治療計画を採用した。順次遠心移動については今後予定されているⅡ級不正咬合治療の回、抜歯については抜歯治療の回にて別途解説していく。119

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