nico 1月
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HOW?1414骨粗しょう症の薬を飲んでいるなら。こんなお薬、飲んでませんか? ビスフォスフォネート製剤(BP剤)は、骨粗しょう症の治療薬としてたいへん評価の高い薬です。たとえば、閉経後の女性の骨密度のアップに飲み薬が用いられたり、乳がんや前立腺がんなどの骨転移を防ぐ薬として注射薬が用いられるなどしています。 ところが、この薬を継続的に使っていると(3年以上使用するとリスクが高くなります)、抜歯などのキズがきっかけであごの骨が壊死するという副作用が起きることがわかっています。 頻度としては、私たちの大学の調査では飲み薬で0.3%程度(オーストラリアの調査では0.01~0.04%)と、それほど高いものではありません。しかしひとたび起こると難治性で、たいへんつらい副作用です。 「BP剤を飲んでいるのを知らずに歯を抜いてしまった」というようなことがあってはいけませんので、服用している場合は必ず問診票に書き、お薬手帳をお持ちください。骨粗しょう症治療のすぐれた薬、ビスフォスフォネート製剤(BP剤)。ところが、抜歯などのキズをきっかけに、この薬を継続的に使う患者さんのあごの骨が細菌に感染し壊え死ししてしまうことがあります。骨粗しょう症の薬を服用しているかたは歯科医師に必ず伝えてください。代表的なBP剤フォサマック5mgアクトネル17.5mgフォサマック35mg骨壊死を起こしているアクトネル2.5mg
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