nico 4月
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STEP1STEP2STEP3STEP4STEP5オールセラミックの治療を知りたい!9 april 2014光最近話題のオールセラミックってどんなの? これまで、金属のフレームを使わないと実現できなかった「丈夫なクラウン」。以前のオールセラミッククラウンは、陶材(ポーセレン)単体で作られていたため、美しいかわりに「割れやすい」というデメリットがあり、なかなか治療の裾野が広がりませんでした。 しかし現在は、強度が高く歯に近い色調のジルコニアなどの材料が認可され、オールセラミッククラウンでも、耐久性のあるクラウンを作ることができるようになりました。たとえば、金属の代わりに白いジルコニアでフレームを作り、その上に透明感のあるセラミックを焼き付けて製作します。また、ジルコニアなどの材料単体でクラウン全体を作ることもできます。新たな材料の登場により、オールセラミッククラウンはその欠点を克服したのです。強度があって割れにくい! 強度を出すため、金属フレームにセラミックを焼き付けたメタルボンドクラウン。丈夫で、噛む力をしなやかに受け止め、歯にやさしいすぐれたクラウンです。ただ、光を通さないため、天然歯のような透明感がない点がデメリットになってきました。 一方ジルコニアなどの新しい材料は、ある程度光を通すため、メタルボンドクラウンにくらべて透明感を出すことができます。また、金属を使わないため、金属イオンの融け出しによる歯や歯ぐきの変色や、クラウンの金属フレームの縁が見えてくるなどの金属の影響による経年変化が起きません。ジルコニアなどの新たな材料は、患者さんの歯とピッタリ接着させやすく、適合性が一段とアップしました。透明感があり「きれい」が長持ち!神経を取って詰めた歯根クラウンを支える土台、支台歯ジルコニアのフレームフレームの上に焼き付けたセラミック光をある程度通し透明感がある。噛む力を受け止める芯棒、ファイバーポストメタルボンドクラウン金属フレームを使い丈夫。支台歯
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