nico 7月
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STEP1STEP2STEP3STEP4STEP5酸蝕歯にご用心!9 july 2014酸酸歯にとって過酷な時代がやってきた!歯は酸に弱く、酸性度の強い(すっぱい)飲食物に長く触れるほど溶けてしまう、ってご存知ですか? 歯はカルシウムの一種でできていて、じつは酸に触れると化学反応を起こして分解し溶けてしまいます。この現象を「歯の酸蝕」といい、酸蝕によって病的に傷んでしまった歯を「酸蝕歯」と呼んでいます。中学校の理科で卵の殻を塩酸で溶かす実験をした経験はありませんか? つまりあの実験をゆるやかにしたような現象が歯でも起こるのです。歯の酸蝕ってなんのこと?酸性度の強い飲食物を摂る習慣があり、しかもだらだらチビチビと摂るクセのある人ほど、歯に酸が触れる時間が長く、エナメル質が薄くなってしまいます。さらに溶けると象牙質がむき出しになり、歯がもろくなって欠けたり、歯がしみたり、ついには歯の内部にばい菌が入って神経に炎症が起きるなど、深刻なトラブルに発展することもあります。酸蝕は生活習慣病!象牙質は、ふだんはエナメル質によって守られていますが、エナメル質が酸で病的に薄くなったり、もろくなって欠けるとむき出しになってしまいます。象牙質がいったんむき出しになると、エナメル質よりも軟らかい分一段と溶けやすいうえ、象牙質の細い管を通って歯のなかにばい菌が入り込み、神経に炎症が起きてしまうこともあります。象牙質ふだんエナメル質は、酸を洗い流し中和する唾液の働きによって守られています。そのため酸性の飲食物に少々触れても、通常問題は起きません。しかし、酸性度の強い飲食物と繰り返し触れていると、唾液の中和作用では間に合わなくなり、ついには酸に溶けて薄くなってしまいます。エナメル質強い酸に頻繁に触れると歯が溶けて失われてしまう。酸神経

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