nico 11月
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STEP1STEP2STEP3STEP4STEP59レーザー治療を知りたい! november 2014してふさぎ、止血をすることができます。そして傷口の殺菌もします。 これだけでも術後の疼痛が格段に減って傷の回復が早いのですが、拡散してやわらかくなったレーザー光線には、細胞を活性化して新陳代謝を促す効果(賦活作用)があります。そのおかげで、照射した周囲の治ちゆ癒はますます早くなるというわけです。 前ページでも少しお話したとおり、レーザーにはいくつもの種類があり、実際のところ、その効果や適応症例は少しずつ違います(↓14ページ参照)。厳密には、その種類ごとに治療のメリットも少しずつ異なるわけです。しかしあえてレーザーを使うメリットとして大きな括くくりでお話をするなら、どのレーザーにも共通のメリットとして挙げられるのが、痛みの抑制効果、止血効果、殺菌効果、細胞を活性化する効果ということになるでしょう。 レーザー治療には副作用と指摘されるようなものがほとんどなく、口内炎治療にも、歯周病の治療にも、入れ歯の傷の治療にも、抜歯後の止血にも、歯ぐきの手術にも、最近ではむし歯の処置やインプラント治療にもと、あらゆる治療で応用できるのが強みです。患者さんにたいへん喜ばれ、ときには、治りが早くて治療をした私たちまで驚いてしまうようなケースもあるほどです。 それではこれから、レーザー治療にはどんな種類があるのか、そしてどんな治療にすぐれた効果を発揮するのか、具体的にお話していきましょう。離したり、近づけたりして光線の強さをさじ加減するとメスになったり歯ぐきを治したりいろんな効果が生まれます!単一な波長の特殊な光線を使って治療をします。止血作用がある!光線の熱効果で傷口を固めて止血。出血血管メスで切ると?レーザーでは?レーザー光線脳神経線維痛みを抑制!神経線維への痛みの伝達を抑制。麻酔を減らすことができる。痛みを感じにくい。殺菌作用がある!傷口に炎症が起きにくく治りやすい。細胞を活性化する!傷口が早く治りやすく消炎もしやすい。
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