nico 1月
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WHEN?88QAうちの子は、3歳児健診で受け口だと指摘されてしまいました。いつ頃矯正の相談に行くべきでしょう?すぐにも治療をはじめるべきですか?前歯が永久歯に生え替わるころに矯正専門医を受診しましょう。どんな様子なのかを調べてもらい永久歯があごのなかで無事に育っているかも診てもらっておくと安心です。永久歯が生えはじめたらまずは検査を! 日ごろなんとなく気にはなっていても、いざ健診でお子さんの不正咬合が指摘されると驚き焦ってしまう親御さんは多いでしょう。こういうとき、ぜひお願いしたいことがあります。それは、「治療の開始を焦らない」ということです。 乳歯列の受け口の何割かは、前歯が永久歯に生え替わるときに自然に治ち癒ゆすることが知られています。また、乳歯列のころから治療をはじめても、永久歯が生える際に受け口が再発し再度治療が必要になることもよくあるのです。 もちろん親御さんがお子さんの歯並びについて幼いころから気にかけることはとても大切です。矯正専門医にまずは相談に行くのもいいでしょう。ただ、治療をはじめるにはタイミングが大事です。お子さんのからだとあご、心の成長を見極め、できるだけ効果の上がりやすい時期に治療は開始すべきだからです。 じつは米国の矯正歯科学会の調べでは、自分でまだ治療の意義が理解できない幼いころから早期治療をはじめると、本人が治療に協力的になれなかったり、通院期間が長くなりすぎて、かえって治療の効果が上がりにくいことがわかっているのです。 だからといって、そのまま放っておいてよいのだと誤解されても困ります。できれば前歯がby Dr. 三村 博東京都・みむら矯正歯科日本矯正歯科学会認定医/指導医/専門医

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