nico 2月
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HOW?2020QA私は顎関節症になったことがあります。治療のときにずっと口を開けているとまたあごが痛くならないかと心配です。1回の治療時間を短くしたり、休憩を挟むなど治療の際に配慮をさせていただきますので、ご心配なことがありましたら顎関節症の既往歴を問診票に書き込んだり、歯科医師や歯科衛生士に必ずお伝えください。治療の前にご相談ください! 顎関節症になったことがあったり、違和感が出やすいと感じているかたが歯科医院においでになると、「ずっと口を開けていると、あごが痛くなってしまわないかな」とご心配だと思います。 たしかに歯科医院では、治療をするにもメインテナンスをするにも、口を開けていていただかないわけにはいきません。しかし、もともと人間の口を開ける筋肉は、繰り返し小刻みに食べ物を噛むような動きは得意でも、歯科治療のときのように長く口を開けて維持することは苦手です。つまり長時間口を開けていると、顎関節やあごの筋肉に負担をかけてしまい、顎関節症の症状を引き起こしてしまうことがあります。 そこで一般歯科では、顎関節症ですでに痛みがあり口を開けるのがつらいという患者さんの場合、よほど治療に緊急性がないかぎり、顎関節症の治療を最優先し、症状が楽になってきてから、むし歯や歯周病などの治療を進めさせていただいています。 また、顎関節症に以前なったことがあるという患者さんも、口を長く開け続けることで再発してしまってはたいへんです。こうした患者さんには、1回の治療時間を短めにしたり、治療の途中で休憩を入れ、あごのストレッチをしていただくなどの配慮をさせていただいています。 1回の治療時間を短くする場合は、通常より何度か多めに通っていただかなくてはなりませんが、その分患者さんの状態に合わせて開口がつらいなら?
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