nico 2015年4月
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STEP1STEP2STEP3STEP4STEP5これでバッチリ!歯周病対策。9 april 2015早めにわかれば、歯周病は怖くない!放っておくとこんなことに!歯槽骨が炎症のために溶けて減っていく!歯周病菌がばらまく毒素炎症を起こした歯ぐき炎症で歯と歯ぐきの付着が失われて深くなった歯周ポケット。歯周病菌プラーク 歯周病のことを、「いつの間にか歯が抜けてしまう怖い病気だ」と言っているのを、テレビでよく聞きますよね。でも私は、「ちょっと脅し過ぎじゃないかなあ」と思うのです。 たしかに歯周病は、プラークにひそむ歯周病菌の出す毒素によって歯の周りに炎症が起き、悪化すると歯がグラグラして抜けてしまう病気です。でも歯周病の進行は通常とてもゆっくりで、手の施しようがないほど悪化するには、それなりの年月がかかります。手遅れになる前に、歯科医院で歯周病菌の溜まり場である歯石をきれいに取って、あとは毎日歯みがきをし、定期的に歯科医院で歯ぐきのなかをよく洗ってもらうだけでバッチリ予防できる、恐れるに足りない病気なんです。 それなのに、歯周病で苦しむ患者さんがあとを絶たないのはなぜでしょう? 問題は、手遅れ症例が多いということです。外から見えない歯ぐきのなかで、目立たずジワジワと進む歯周病は、よほど悪化しないと痛みが出ません。「痛くないから大丈夫」と思っていると、じつは想像以上に悪化していて、痛みが出る頃には手遅れになってしまっていることが多いのです。 こうした手遅れ症例をなくすために必須なのが歯周病の検査です。ご自分の歯ぐきのなかが今いったいどんな状態なのかを、手遅れにならないうちにきちんと調べて説明してもらうのです。検査の結果、必要ならば歯石を取る治療をきちんとして、あとは毎日の歯みがきと定期健診を続けていくだけ。こんな簡単な方法で、歯周病による歯の喪失を防ぐことができます。私たち歯科のプロといっしょに、歯周病対策をすぐにもはじめましょう!

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