nico 2015年4月
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WHY?2020治療が終わったら再発予防!QA歯周炎治療が終わったと思ったらメインテナンスのため、定期的にまた通うように言われました。必要あるんでしょうか?歯周炎は、いったん治っても歯周ポケットができているのでプラークが溜まると再発します。定期的にクリーニングを受けて再発を予防していきましょう! 歯周炎の治療、お疲れさまでした。歯石が歯ぐきの奥深くに隠れていると、きれいに取りきるのはたいへんです。頑張って何度も通った甲斐あって、しっかりと治療を終えた今は、歯周病菌の巣だった歯石が一掃され、ブラッシングの腕も上達して、毎日のプラークコントロールもバッチリできていることでしょう。 炎症がなくなり、口なかのネバネバ感や歯ぐきのモヤモヤ感が消え、口臭もなくなって、自信を持っておしゃべりを楽しんでおられるのではないでしょうか。 ただし、このスッキリと気持ちのいい状態は、放っておくとそれほど長くは続きません。というのも、今はすっかりきれいになっている歯周ポケットのなかですが、時間が経つと以前と同じように、また汚れが溜まりはじめるからです。 歯周炎に一度なってしまうと、残念ながら深くなった歯周ポケットは、炎症が治っても、もとの浅い状態には戻りません。歯周ポケットの奥には、歯ブラシの毛先はなかなか届かず、1年もするとまた歯石が溜まりはじめます。すると歯周炎が再発してしまうのです。 そこで私たちは、再発予防のため、治療を終えてからも定期的なメインテナンスに通っていただくように必ずお願いしています。歯科医師や歯科衛生士が健診をし、歯石がまたこびりつく前に、歯ブラシの届かない歯周ポケットのなかまで、すっかりクリーニングをするのです。こうすることで歯周ポケットのなかの清潔が保たれ、歯周炎の再発を予防することができます。 一度歯周炎になったかたの場合、定期的なメインテナンスは必須。メインテナンスだ、定期健診だ、クリーニングだとうるさい歯科医院ほど、せっかくの治療が無駄にならないようにと、あなたのお口の健康を心から願っている親切な歯科医院です。再発予防のため、ぜひ定期的にメインテナンスを受けてください。歯周炎が治った歯ぐきどんなにしっかり治療をしても、一度できた歯周ポケットは深いままです。歯周ポケットプラークが入り込みやすく再発しやすい!

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