nico 2015年10月
1/4

STEP1STEP2STEP3STEP4STEP5知りたい!今どきホワイトニング。7 october 2015じつは歯の健康にもいいんです。 歯のホワイトニングに用いられる薬剤は過酸化水素や過酸化尿素。この薬剤が分解したフリーラジカル(・OH)が、歯のなかに入り込んでいる「汚れ=着色物質」などの有機物を分解すると、着色物質の色が消えて歯が白くなります。作用したあとの薬剤は酸素と水(や尿素)に変化します。こうして、歯そのものを傷つけることなく安全に漂白できるというわけです。歯を傷めずに白くできるのはなぜ? 現在歯科では、歯の健康を長期的に守るため、定期的なメインテナンス(検診+クリーニング)を強くおすすめしています。定期的にメインテナンスを受けると、歯の色の後戻りを遅らせることができるのはもちろん、歯の健康維持や、ひいては健康で若々しく歳をとるお手伝いができると私たちは考えています。ホワイトニングを機会に、定期的なメインテナンスをはじめませんか? 歯のホワイトニングのルーツは、歯周病菌を過酸化水素で除菌するという歯周病の治療法。ホワイトニングの薬剤には漂白作用とともに殺菌作用もあり、むし歯菌や歯周病菌のリスクの軽減にとても有利なのです。 また、歯の表面はふだん、唾液のタンパク質(有機物)でできた「ペリクル」という膜でおおわれています。ホワイトニングをすると、この膜がなくなり歯は裸の状態になりますが、この機をとらえて歯にフッ素やリン・カルシウムを供給すると、ペリクルがじゃませず再石灰化がよく進み、歯をより硬く丈夫にできることがわかっています。殺菌&再石灰化も期待できます。メインテナンスとセットがおすすめ!唾液タンパクの膜、ペリクル過酸化水素汚れ=着色物質フリーラジカル(・OH)過酸化水素の作用でペリクルがなくなる。フリーラジカルが分解!ホワイトニング前ホワイトニング中エナメル質過酸化水素が分解してできたフリーラジカルが入り込み着色物質を分解!象牙質ペリクルにおおわれている。ポリフェノール(着色物質の一種)

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です