nico 2016年2月
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STEP1STEP2STEP3STEP4STEP5原因不明の歯の痛み 「非定型歯痛」。7 february 2016なぞの歯痛「非定型歯痛」とは。 非定型歯痛とは、歯科で調べても原因がわからず、痛み止めもほとんど効かず、耳鼻咽喉科や内科で調べても原因が不明だ、という痛みをいいます。この痛みのはっきりした原因はまだわかってはいませんが、脳のなかで起きており、ストレスや心理的な葛藤の影響を受けている可能性があります。原因は歯ではないので、評判のよい歯科医院を探して転院を繰り返しても治りません。なんとかして痛みを止めたいと、「強いて言えば、痛みの源である可能性がゼロではない」という歯を見つけて治療を受けても痛みが消えず、転院を重ねているうち、歯を何本も失ってしまうことすらあります。 非定型歯痛の場合、痛みが続いて不安な気持ちがつのると、そのストレスによって痛みがさらに強くなり、悪化の一途をたどってしまいがちです。また、転院を繰り返すことで、患者さんがそれまでに受けた検査や治療の情報がつぎの診療に生かされず、結果的に、繰り返し同じ検査を受けたり、再治療を繰り返すなどの悪循環に陥り、精神的に追いつめられやすいのです。 歯痛には、大きく分けると、むし歯や歯周病が原因の「歯原性歯痛」と、それ以外のもの、つまり「非歯原性歯痛」があります。この「非歯原性歯痛」には首や肩こりなどからの関連痛や、副鼻腔炎などで起こる歯痛があります。しかし、いろいろ調べても原因がわからないものもあり、それを「特発性歯痛」といいます。 この特発性歯痛のなかには、脳のシステムの異常や精神疾患と関係するものがあり、以前から「非定型歯痛」と呼ばれてきました。今回はこの「非定型歯痛」について、患者さん向けにできるだけわかりやすくご説明し、原因不明の歯痛で長年悩んでいるかたのお役に立てればと思います。治療の繰り返しが痛みを助長?!歯痛にもいろいろある!脳のなかで起きる痛みです。 非定型歯痛が疑われる場合は、脳内の神経ネットワークの調整や、心理的葛藤の緩和のために、精神科のサポートが重要になることがあります。歯科から「メンタル面が原因かも」という話があると、突き放されたような気持ちになってしまうかもしれません。しかし原因不明の痛みの治療には、歯科関連の検討に加えて、ストレス関連の検討も原因究明のための欠かせないプロセスです。 セカンドオピニオンを受けても痛みの原因がわからないときは、歯以外になにかあると思われます。つぎの歯科治療を急がず、「歯以外の原因があるのかも?」と、ぜひ疑ってみてください。メンタル面の影響も見逃さないで!痛っ!?

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