nico 2016年3月
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歯周外科治療を知りたい!13 march 2016STEP1STEP2STEP3STEP4STEP5が、歯科医師はこれらの方法を、患者さんの病態に合わせて選び、必要に応じて複数の方法を組み合わせて用いています。代表的なものとしては、● GTR法…特殊な膜を骨の壁の代わりにして、骨の再生力を引き出す。● エムドゲイン法…骨を作る骨芽細胞やセメント芽細胞を活性化するエナメルマトリックスタンパク質ジェルを使って、患者さんご自身の細胞に働きかけ、骨の再生力を高める。● 骨移植…骨(人工骨or口などのなかから採取した患者さん自身の骨)を移植する。などの方法があり、とくに垂直的な骨欠損(骨がくぼんだ状態・歯の周りの骨の一部が欠損した状態)に大きな効果を発揮します。残念ながら、水平的な欠損(歯の周りの骨が全体的になくなってしまった状態)にはあまり効果が期待できません。 術直後は、力をかけないように歯を安静に保ちつつ、再び細菌感染しないように十分なプラークコントロールをしながら、再生した組織の成熟を待ちます。通常1年ほどで結果を評価しますが、2年、3年と変化が続く場合もあります。 このように、再生療法は時間がかかる治療ですが、「歯をなんとか残したい」と願う患者さんにとって大きな福音となる可能性があります。またインプラントを入れるために骨を再生することもできます。あきらめずに、ぜひトライしていただきたいと思います。GTR法エムドゲイン®法骨を増やして歯を保存!特殊な膜で覆い、粘膜が入り込まないよう骨の再生スペースを確保すると、骨になる組織が徐々にでき、膜は溶けてなくなります。約1年すると骨が増え歯周ポケットが浅くなって、再発しにくい歯になります。エムドゲイン®ジェルを欠損部に塗布。再生力が活性化され約1年で骨が再生されます。再生中骨が増えた炎症で骨を喪失膜骨が失われ歯がグラグラです。このままでは歯の保存はできません。炎症を止めて再生療法を行いました。ポケットが浅くなりました!いまもしっかりと機能。よかったですね!プローブでポケットを測るとズブズブ入ります。骨が増えた!本来の骨レベルCT画像(歯の表側)プローブ骨が失われています!大きな垂直的欠損です!CT画像(歯の裏側)再生療法後8年再生療法終了初診Bravo!

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