nico 2016年3月
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12HOW?by Dr.石川知弘 歯周病が進行した患者さんが、それでも歯をなんとかして残したいとご希望になるとき、一番ネックになるのが、歯を支える組織(構造、歯周組織)の不足ですね。 本来炎症で破壊されてしまった歯周組織は、完全に元通りに戻すことはできません。歯周病の治療をして徹底的に汚れを取り、炎症を止めて感染をコントロールしていれば、長期的には、からだの持っている自己修復力によって、ある程度骨が回復することを期待することができます。でも、そうした自然な回復には限界があり、歯を安心して残すには不十分という場合もあります。 病状が進行している患者さんの場合、汚れを徹底的に取り除くという通常の歯周病の手術に加え、再生療法の処置を行うことによってより多くの歯周組織の回復をはかります。 再生療法の可能性が報告されてから30年ほど経っていますが、その間に材料、手術の器具、技術(手術法)が大きな進歩をとげ、治療成績が向上し続けてきました。それでも、「これを使えば誰がやっても、どんな歯でも必ず上手くいく」という手術法はまだありません。しかし、以前に比べずいぶん確実性が増したおかげで、かなり進行した歯周病の歯でも、長期的に機能させていくことができるようになってきました。 再生療法にはいくつかの方法があります再生療法でしっかり治す!ひどく進行してしまったら。Q痛くないので放っていたら、歯周病が悪化し歯を残すには、再生療法が必要だそうです。再生療法ってどんな治療ですか?A失われた骨、セメント質、歯根膜を取り戻すことを目的とする外科処置です。手術でたんに汚れを取り除くよりもさらに多くの骨を増やすことができ、ポケットの減少が期待できます。再生療法が効果的な垂直的欠損再生療法の効果が出にくい水平的欠損

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