nico 2016年5月
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16WHAT?保険治療にも使えるようになりました! じつは歯科からみなさんへ、とても嬉しいお知らせがあります。去年まで自費治療でしか使えなかったファイバーポストが、今年から保険治療にも使用できることになりました。このことは、今後歯科がメタルフリーの治療に向かって歩んでいくための、大きな一歩になるのではないかと思います。 ただ、保険治療で使用するには、いくつかの制限もあります。1本の歯に使えるファイバーポストの本数が限られ、前歯は1本、小臼歯や大臼歯は2本までです。また、使用できるファイバーポストの種類も、現状ではごくシンプルなタイプに限られています。少し複雑なタイプを使用する場合は、自費治療ということになります。 もうひとつ、せっかくのよい話に水を差して申し訳ないのですが、じつは土台の上にかぶせる被せ物が自費の場合、保険治療と同じ土台でも「自動的に自費になる」ということを、お断りしておかねばなりません。 たとえば、前歯にファイバーポスト1本の土台を作っても、自費のオールセラミッククラウンをかぶせることにより、土台も自費治療の扱いとなるのです。土台が保険になるのは、保険の被せ物を選ぶときのみです。 現在の医療保険制度では、保険治療と自費治療を併用してはならないという決まりがあります。保険治療は、ごく基本的な治療にのみ適用されるという枠組みがあり、それ以外の(審美的な)治療には適用されません。「被せ物は自費のオールセラミッククラウンにして、土台は倹約してファイバーポスト1本の保険治療で」、とできればよいのですが、ひと続きの治療の中味を分割して別々にカウントすることは、現在の医療保険制度のもとではできないのです。 ファイバーポストを保険治療でお使いになりたい場合は、必然的に保険の被せ物をお選びいただくことになります。その点をご了承いただければさいわいです。Qファイバーポストが、保険の治療でも使えるようになったそうですね?Aファイバーポストの種類は限られますが前歯には1本まで、奥歯には2本まで保険の治療でも使えるようになりました。治療例を図解でご説明しましょう。今年から
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