nico 2016年6月
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7 june 2016STEP1STEP2STEP3STEP4STEP5親子受診をはじめよう!お父さん・お母さんのお口は大丈夫? むし歯が「細菌による感染症だ」ということ、ご存知ですか? むし歯菌は、生まれたての赤ちゃんのお口にはいません。おもに親御さんから、知らないうちに赤ちゃんにうつり、そのまま赤ちゃんの口のなかに定着してしまいます。親御さんのお口のなかにむし歯菌がたくさんいると、お子さんのむし歯のリスクが高くなりやすいことがわかっています。お子さんの健やかな成長のために、自然なスキンシップをあきらめず、同時に感染を減らすには、親御さんのお口の定期的なメインテナンスがとても重要なのです。 むし歯には、ご家庭の食習慣もおおいに関係します。たとえば甘いものが好きで、くつろぐごとに何かちょこっと口にするご家庭。知らず知らずに習慣化している食習慣が、お子さんのむし歯を増やしていることがあるのです。「子どもはむし歯で痛い思いをせずに育ってほしい」と願っておられるのでしたら、親御さんご自身も歯科医院でメインテナンスを受け、ぜひ予防の効果を実感してください。歯科医院が行う定期管理と、親御さんのご自宅でのケア(仕上げみがきなど)+歯科への信頼によってお子さんの歯を守っていく。これが予防を成功させるいちばんの近道です。子どもの食習慣は親にそっくり。むし歯菌の感染源は「親」だから。 お子さんのフッ素塗布や、治療の付き添いで歯科医院においでになる機会に、親御さんもご自分のお口のなかがどんな状態なのか調べてみましょう。お子さんのためであると同時に、ご自分のためでもあります。20代~40代の子育て世代は忙しく、自分のことはつい後回し。子育てが終わった頃には手遅れで、歯を失ってしまうかたがあとを絶ちません。お子さんはもちろん大事。しかし親御さんだって大事です。お子さんといっしょに、定期的なメインテナンスをはじめませんか?子どもの予防は、親の予防とセットで!
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