nico 2016年6月
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16HOW? 私は成人担当の歯科衛生士として、小児担当の歯科衛生士と連携を取り、お子さんの付き添いで来院するお母さんがたに「この機会にお口の検査を受けてみませんか?」とおすすめしています。 子育て中のお母さんはとても忙しく、お子さんのお口の健康は心配しても、ご自分のこととなると二の次になりがちです。それに、子育て世代といえば、まだお若いですので、自覚症状のあるトラブルを抱えておられるかたは比較的少なく、「私は大丈夫」と思っておられるかたがほとんどです。 ところがこの年代は、放っておくと将来重症化してしまう問題がそろそろはじまる時期でもあります。自覚症状が出て「子育てもひと段落したし」、と久しぶりに検査を受けた頃にはすでに手遅れで、抜歯しなくてはならなかった患者さんを、私はこれまで何人も見てきました。そのたび「もっと早くに検査を受けていただいていれば」と、とても残念に思ってきたのです。 親子受診は、お子さんのためだけでなく、将来に向けて親御さんご自身のお口を守るきっかけにもなります。お子さんに付き添うひとときを、ご自身のためにも使っていただき、ぜひ検査を受けてください。そして親御さんもメインテナンスをはじめましょう。お口のクリーニングでお口をサッパリさせ、リフレッシュしていただければと思います。お母さんのお口はどうですか?親御さんのお口編1子育て世代の親御さんはとても忙しく自分の歯のことはつい後回しですよね。でもこの時期に病気の兆候を見逃すと子育てがひと段落した頃には重症化して「治療には手遅れ、抜歯が必要」となるケースがあとを絶たないんです。お子さんの予防のために、そしてご自身の将来のお口の健康のために、お子さんの付き添いで来院した機会にむし歯や歯周病の検査を受けましょう!by 歯科衛生士 高橋典子秋田県・柴田歯科医院ご自分のお口の細菌です。ご覧になって、いかがですか?ところで

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