んんうゅよりも、俄然固い絆で接着する」というわけです。そういう仕組みなのですか。田上 コンポジットレジンも、接着材と同様、現在は光を触媒として固まるように設計されているものが主流です。特殊な光を当てると接着材と結合して瞬時に固まり、強力に接着します。だから、治療が終わったら、帰ってすぐにご飯が食べられるでしょう?たしかに、白い詰め物をしたあと、「しばらくご飯を食べないでね」と言われたこと、ないですねえ。田上 でしょう?は、接着材と一体化してガッチリ固まるので、詰め物と歯のあいだが隙間なく封鎖されることです。詰め物の下にむし歯菌が入り込んで「二次むし歯」ができる余地がありません。二次むし歯?田上 詰め物や被せ物の下にむし歯菌やむし歯菌の出す酸が入り込んで、(樹じ脂し含が浸し層そ)をつくる接着材と、接着二次的にできてしまうむし歯のことです。かつて、詰め物と歯の隙間を封鎖できる材料がなかった頃は、詰め物の下に入り込む二次むし歯が大きな問題でした。詰め物の下にできたら、気づきにくいですよね。田上 そうなんです。知らないうちに広がってしまいやすい。でも、歯にガッチリくっついて耐酸性の層材と隙間なく結合するコンポジットレジンの開発で、二次むし歯の発生の抑制が可能になりました。治療の繰り返しが減るということですね?!田上 そうです。詰め物の下にむし歯ができて大きな詰め物に詰め替えになり、それが被せ物になり……という治療の連鎖を減らすことができるようになりました。コンポジットレジンの治療にそんなメリットが!の詰め物の下にむし歯ができて、コンポジットレジンで詰め直してもらったことがあるのですが。歯と隙間ができません。接着材と一体化して結合、2022年7月号41コンポジットレジンを詰めてしっかりと封鎖しました。歯に隙間なく接着する接着材+コンポジットレジンで、二次むし歯ができにくくなりました!外してみるとやはりむし歯(二次むし歯)でした。さいわい神経は無事です。歯に接着する接着材やコンポジットレジンがなかった時代は、歯との隙間に入り込む二次むし歯が問題でした。金属の詰め物の下に黒っぽい影が。むし歯ができているようです。コンポジットレジンで?アマルガム黒っぽい影!以前の詰め物は? 私、アマルガム もっとすごいの接着技術でむし歯予防!二次むし歯をコンポジットレジンで治療!*1
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