nico 2022年9月号
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造)」というよ。っかり覆っているよ。ふむふむ。少しずつ移動しながら骨の表面を溶かしていくんですね。酸で溶かすというのは、むし歯菌と似ています。破骨細胞 ガオーン!骨芽細胞 骨が壊れたらぼくの出番。破骨細胞が壊したところに、新しい骨をつくるのさ。スイスイ~っと。ル〇バみたいな動きで塗り重ねていくんですね。骨芽細胞 こんなふうに古い骨の分解と、新しい骨の生産が繰り返されて、ヒトの骨は維持されてるんだ。専門的には「骨のリモデリング(改なるほど、私たちの骨はこうやって絶えず生まれ変わっているんですか。骨芽細胞 骨は硬くて緻密な「皮質骨」とスポンジ状の「海綿骨」からできているんだけど、皮質骨は年間約6~7%、海綿骨は約10%が新しい骨に生まれ変わるんだ。破骨細胞 毎日コツコツ、壊シテ、ツクル! 破壊完了!骨の新陳代謝(リモデリング)の仕組みこれの繰り返し!溶カス!溶カス!密着した面から酸と酵素を出し、骨を溶かします。溶けた場所に骨芽細胞が新たな骨をつくります。骨が新しく生まれ変わります。スイスイ〜っと。ココノ骨古イ、壊ス!Amgen「Osteoblasts and Osteoclasts」(https://www.youtube.com/watch?v=78RBpWSOl08)をもとに作成。2022年9月号41ドロドロに溶けた骨酸と酵素骨芽細胞血管破骨細胞骨の内部(骨髄)にはスポンジ状に骨が存在しています。骨の表面を拡大したところ。骨の一部が古くなっています。古くなった骨を破骨細胞が破壊します。

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