よるむし歯予防がより広範囲にレーザーによる予防処置をもっと広範囲に。ト内の歯石・プラークの除去や殺菌レーザー照射にi歯PのS細再胞を生使っがた可能に未来の検査・技術・治療法詳 しく知りたい! 歯科の未来技術歯科用レーザーは、現在でも、歯ぐきの切開やむし歯の蒸散、歯周ポケッに利用されています。くわえて、歯の表面に予防的にレーザーを照射して、歯を強くする処置も一部で行われています。↓の図のように、レーザーを当てたところは表面の結晶構造が変わり、耐酸性が向上してむし歯になりにくくなります。これがレーザー照射によるむし歯予防です。しかし、レーザーというのは、集積した光を当てるという性質上、どうしても照射範囲がごく小さくなります。そのため、奥歯の溝など、むし歯のリスクの高い部分にピンポイントに当てることは容易なのですが、1本1本すべての歯に当てるような広範囲の処置は現実的ではありません。将来的には、それができるように Ⅰなれば……と研究が進められています。光照射器みたいにピカーッとレーザーをお口全体に当てて、短時間で歯を強くできれば理想的ですね。幹細胞と人工的に歯胚をつくり、移植する。歯そのものの再生技術についても研究が進んでいます。たとえば、理化学研究所(理研)の生命機能科学研究セ38by表層から一層下がスカスカにレーザーを表面に照射してから酸に浸すスカスカの部分が拡大しない=豊澤スカスカの部分が拡大そのまま酸に浸す人工的に初期むし歯にさせた歯の表面二瓶歯の神経や歯の再生、口腔がんを治す塗り薬、歯と一体化する歯科材料……。そんなこと、本当に可能なのでしょうか? ロードマップの製作に携わった、専門家の先生がたにお話を聞いてみましょう。豊澤 悟レーザーが歯の耐酸性を向上させる二瓶智太郎水口俊介耐酸性の強化!
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