慢まん性せい上じょう咽いん頭とう炎えんの原因は、原因は口呼吸鼻うがいとセットでお口の機能アップを! そもそも、なぜ慢性上咽頭炎が起きてしまうのでしょうか。ここが歯科と大きく関係する部分で、原因は、「口呼吸」なのです。 人の呼吸は通常、「鼻呼吸」です。鼻から入った空気は鼻腔で加湿・加温され、繊毛や粘液によってキレイに浄化され、肺へ送り込まれます。でも、口の機能低下や閉じにくい形態などにより、つねに口呼吸になっていると、浄化されていない空気が直に肺へ流れ、その一部が上咽頭へと到達します。浄化されていませんからウイルスなどの異物も取り込み、それが上咽頭の慢性炎症へとつながってしまうのです。 口呼吸のかたの特徴の1つが、舌が低い位置にあること。舌は上あごについているのが本来の姿です。そこで、お口の体操を鼻うがいとセットで行うことをおすすめします。きん舌が上あごについている状態です。Attention!セルフチェックでわかる慢性上咽頭炎 首のうしろから鎖骨には「胸鎖乳突」とよばれる筋肉がありますが、慢性筋上咽頭炎になると、このあたりにハリが出てきます。押して痛みがあるようであれば、慢性上咽頭炎の可能性が高いです。きょうさにゅうとつ舌がつねに下がっていると、お口が開きっぱなしになり、口呼吸になっているかもしれません。舌の側面に凸凹の歯型がみられる場合は、低位舌の可能性があります。42舌の本来の位置下がった舌(低てい位い舌ぜつ)下がった舌は、口呼吸のサイン口呼吸
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