nico 2024年2月号
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胃症の症は、どんな病気?食道逆流主な症状どん酸ムカムカ感があらわれる。ときどき心臓の痛みと勘違いするほど痛くなる人も。胸のあたりに痛みやこのような症状に苦しむかたがいる一方で、胃からの逆流が起きていても無症状の人もいます。苦みや酸っぱさが食道から口に上がってくる不快な症状。38胃の内容物の逆流によって食道に生じる病気のことです。 「胃食道逆流症」は、いったん胃の中に入った食べ物や胃酸(胃液)が食道へ逆流することによって、食道の粘膜に炎症が起きたり、胸やけやどん酸などの不快な症状があらわれたりする病気です。正式には「胃食道逆流症」と言いますが、「逆流性食道炎」のほうがなじみがあるでしょう。 1980年以前は日本ではそれほど多くなかったのですが、その後は増加し続け、日本人の1割に胃食道逆流症があるとまで言われています。子どもに少なく50歳以上に多いことも特徴です。食生活の欧米化や肥満の増加など、いろいろな要因が患者増加に関係していると考えられています。胸やけ

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