歯がある・なしで、お口のケアの目的は変わります。37むし歯菌(プラーク)むし歯歯質時間の経過糖分 むし歯は、4つの条件がそろって発症するといわれています。その4つとは、「歯質」「糖分」「むし歯菌(プラーク)」「時間の経過」です。ですので歯のない赤ちゃんには、むし歯は発生しないのです。 歯が生えてからは、むし歯予防のためのケアをしていきます。お口の状態にあった歯ブラシやデンタルフロスなどの使用とともに、フッ素(フッ化物)配合歯みがき剤を使用していくことが大切です。 唇やほっぺのマッサージ、舌を動かしたり、あるいは親御さんの指がお口のなかを触れたりすることで、唾液がたくさん出てきます。唾液には一般的にさまざまな効果があるといわれていますが、むし歯予防もその一つです。 さらに、唾液がたくさん出ると赤ちゃんはそれを飲み込みます。つまり歯のない赤ちゃんにとっては「飲み込みの練習」になります。唾液がたくさん出るようにお口を刺激することは、とてもいいことなのです。 お口を刺激するという点では、親御さんが赤ちゃんに語り掛けることも有効です。そういった語り掛けに赤ちゃんが反応して、喃なん語ご(赤ちゃんが発する特有の言葉)が出てくるようになり、結果、唾液を出したり筋肉を動かすことにつながります。歯が生えてからはむし歯予防もまずは確認! 唾液をたくさん出す赤ちゃんの
元のページ ../index.html#8