●むし歯●歯周病●歯を失ったお口●老化 など●お口の 健康状態が悪化●噛む・飲み込む・ 唾液を出すなどの 機能状態が悪化●歯科受診の減少、生活習慣の悪化 「全身の健康」に「お口の健康」が大事なことをご存じのかたも多いでしょう。噛めなかったり、お口で食べられなかったりすると、栄養を十分にとれず、体重が減少したり偏食がちになったりします。あるいは、歯周病による慢性炎症が全身の病気のリスクを高めたり、お口のケアが行きとどいていないと誤嚥性肺炎につながることもあります。でも、お口を健康に保つことの大切さは、それだけではありません。 歯がなかったりすると、コミュニケーションの問題から人と会話をしたくなかったり会食を避けたりするようになったりします。そして閉じこもりがちになって全身の健康を損なうこともあります。 この社会参加の減少と健康の問題は、最近さまざまな研究でわかってきました。それを左右する「お口の健康(見た目、発音など)」はとっても重要といえるのです。お口の問題が社会参加のさまたげに!フローチャート:相田 潤. オーラルヘルスと健康格差. Aging & health. 2018;27(2):14-17.を改変34歯周病むし歯が、健康寿命に影響
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