歯が長持ちするプラークコントロール
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41下の前歯の内側を上手にブラッシングするテクニックどうして下の前歯の内側に磨き残しが多いのか、考えてみよう右ページで示したように、下の前歯の内側、特に歯と歯ぐきの境目あたりには、プラークの取り残しが目立ちます。どうして歯と歯ぐきの境目あたりに歯ブラシの毛先は当たらないのでしょう?ブラッシングのしかたを、見直してみましょう。Why?なぜ歯ブラシの毛先はちゃんと当たっていますか?下の前歯の内側にプラークが残っている人のブラッシングのしかたを観察すると、磨けない理由が見えてきます。歯と歯ぐきの境目に磨き残しがよくある患者さんに、いつものようにブラッシングをしてもらいました。磨けない理由がわかるかな?毛先が歯の根元まで届いていない!毛先は先端にしか当たっていない!歯ブラシの側面ではプラークは落とせない!NGNGNGNG歯と毛先の位置をよく見てみると、毛先が当たっているのは歯の先端ばかりですね。歯と歯ぐきの境目や、歯と歯のあいだ、重なっているところには当たっていません。本当だ! 歯の先端にしか毛先が当たっていない!歯と歯ぐきの境目に毛先を当てようと、歯ブラシを深く挿入していますが、当たっているのは歯ブラシの毛の側面。毛の側面ではブラッシングが行えず、これではプラークは落とせません。たしかに、歯と歯ぐきの境目は磨けていないなぁ……このブラッシング方法では、毛先の当このブラッシング方法では、毛先の当たっている歯の先端は磨けても、当たらたっている歯の先端は磨けても、当たらない歯と歯ぐきの境目は磨ききれません!ない歯と歯ぐきの境目は磨ききれません!
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