インプラント外科
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インプラント外科基本手技と自家骨移植のポイント98veneer graft1 歯槽骨の水平的骨造成をveneer graftにて行う際には,粉砕骨のみで行う方法とブロック骨を主体に用いる方法とがある(図1).① 骨欠損量が比較的少ない② インプラント埋入が骨移植と同時に行うことができる③ 欠損部の基底部に骨吸収が少ない④ 粉砕骨が骨欠損部に保持されやすいこのような症例では,粉砕骨の術後吸収量(約50%)を考慮して移植すれば,粉砕骨のみでよい(図2). しかし,水平的骨吸収が大きく,インプラント埋入が可能であっても,インプラントの露出が多い場合は,ブロック骨を用いた確実な水平的骨造成が必要である(図3).特に,前歯部では唇側に3mm程度の骨がないと,長期では歯肉退縮すると考えられている19.veneer graft図1 veneer graftには,粉砕骨のみで行う方法(左列)とブロック骨を主体に用いる方法(右列)とがある.lingualbuccalblock boneparticulate bone

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