The 悩める歯科衛生士
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不適合な補綴物不適合な補綴物を外せない患者を外せない患者さんにどう対応さんにどう対応したらいいの?したらいいの?CASE 8 私は経験年数13年めの歯科衛生士です。現在勤務するわたなべ歯科医院には勤務して9年になります。当院にはさまざまな患者さんが来院されますが、中でも、以前に治療した補綴物のトラブルで来院される場合が少なくありません。 患者さんの過去の治療が大がかりなものであればあるほど、歯科衛生士が大きくかかわる歯周基本治療は難しくなります。それに加え、口腔内の補綴物が不適合であっては、十分なスケーリング・ルートプレーニング(SRP)が行えない、患者さんのセルフケアが難しいといった多くの問題点もでてきます。 つまり、不適合な補綴物は歯周疾患の修飾因子となるのです。もちろん、不適合な補綴物を外して処置を行えば、それほど難しい治療にはならない場合もあります。しかし、今までの治療経過や患者さんのお気持ちを考えたときに、不適合な補綴物を外せないこともあります。 そこで今回は、不適合な補綴物を外すことが難しい患者さんをとおして、考えたことをまとめました。 吉田淳子/わたなべ歯科医院私の悩みを私の悩みを聞いて聞いてください!ください!【アドバイス】塚越芳子/わたなべ歯科医院 ナグモ歯科クワバラクリニック

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