サイナスフロアエレベーション
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右側左側1234511B.上顎洞の診断はCTで! 上顎洞の形態や病変を、パノラマエックス線写真で正確に診断することは困難である。特に、上顎洞粘膜の病変は、 CT画像でなければ評価することは難しい。上顎洞の病変はCTでしか評価できない 上下左右臼歯部のインプラント治療における術前診断のため、 CT撮影依頼で当院を受診した。パノラマエックス写真(図1)では診断できなかったが、右側上顎では含気腔がないほど上顎洞粘膜が著明に腫脹していた(図2、3)。一方、左側上顎洞粘膜にも腫脹が認められたが(図4、5)、含気腔とのコントラストによってパノラマエックス線写真で左側上顎洞粘膜の腫脹は予測できた。本症例では、左右上顎洞炎の治療後にサイナスリフトが必要と考えられた。左側上顎洞底部のみに上顎洞粘膜の腫脹が疑われるが……。CT画像では右側上顎洞全域に著明な洞粘膜の腫脹が……。パノラマエックス線写真では上顎洞炎を診断できない盲点1B上顎洞の診断はCTで!

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