ペリオドンタル・マイクロサージェリー
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50PART3 臨床実践編:天然歯一次手術(2006. 10. 26):へのエンベロープテクニックによる根面被覆術図5e,f 縫合直後.部に連続してエンベロープテクニックを用いている.縫合は,部に懸垂縫合を用いている.また,懸垂縫合後に移植片の安定を図るために,遠心隅角部,遠心乳頭部に単純縫合を加えている.二次手術(2007. 3. 14):部にランガーテクニック変法を応用した根面被覆術図5g 術後3か月.術前に予定していた位置まで垂直的歯肉レベルの改善ができている. 懸垂縫合は,に適応している.まず遠心部のフラップに刺入し,次に移植片を拾い乳頭部に針を抜いていく.そのまま口蓋側に糸を回し近心へともってくる.同様に,近心の歯肉弁に刺入し,移植を拾い,針を乳頭に出してくる.再び口蓋を通り,糸を遠心に返して縫合している.この縫合を本症例では部へと2回行っている.通常,この縫合だけで移植片を安定させられると考えている.水平切開を図のようにVの字に入れる.
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