ペリオドンタル・マイクロサージェリー
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86PART3 臨床実践編:天然歯切開・縫合❷1切開:1‐aに示すように,まず遠心隅角から近心隣接面に歯肉溝切開を加える(❶).部歯槽頂切開近心は部の歯肉溝切開につなげ(❷),遠心は乳頭部を残すように隣接面には切開をつなげない(❸).最後に,部の近心隣接面から遠心隅角部まで歯肉溝切開を行う.縫合:移植片(結合組織)は2枚用いた(❹).まず,1枚目の移植片を欠損部に7‐0の吸収性縫合糸(クロミック)を用いて骨膜縫合を行う(❺).次に,の根面被覆を行うために歯肉弁と移植片を同時に懸垂縫合する(❻).歯間乳頭部については追加の単純縫合でしっかりフラップを閉じた(❼).2枚目の移植片は,先の懸垂縫合の後に2‐bのように歯肉弁,移植片,そして舌側の歯肉弁と針を通し,縫合している.❹❸abc2❻❺❼ab❶術後1週間図14h 術後1週間.治癒が非常に速く,よい経過が認められる.

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