SRPテクニック
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114 臼歯部の舌側隅角にキュレットが臼歯部の舌側隅角にキュレットが当たりません。当たりません。当てようとすると歯肉が傷ついて当てようとすると歯肉が傷ついてしまうし、動かしにくい!しまうし、動かしにくい!この部位は、コンケイブを処置するときのような動きとミニファイブを応用すると、うまく根面にブレードが当たります。Answer4Answer4Answer4Answer4臼歯部の隅角でもっともSRPしやすいのが頬側近心面で、もっとも行いにくいのが舌側遠心面ではないでしょうか。筆者が新人のときは、処置を優先することに焦ってしまい、SRP終了後に出血を洗い流してみると、舌側遠心面隅角や隣接面の歯肉が傷ついていることがよくありました。この部位を習得できるようになったのは、SRPの経験を幾分か積んでからでした。というのも、舌側遠心面は処置面が細いだけでなく、湾曲し口腔内でも奥に位置している閉鎖的な面ですので、キュレットを使いこなしていないとポジションを整えるだけでは処置の完成度が上がらないのです。この部位の制覇には、処置の始点と終点が定められ、集中して必要な部位に的確にキュレットを当てられるようにコントロールできなくてはなりません。処置の難しい部位ですが、歯周病が進行していることも多いのでぜひとも苦手意識を取り除きたい部位でもあります。それでは、舌側遠心面隅角を処置する際のストロークについて解説していきます。

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