SRPテクニック
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115テクニックの引き出しを増やそう!――臨機応変に対応しよう――第4章 臼歯舌側遠心隅角はほんの小さな面なのに、キュレットを的確に当てることは本当に難しいものです。とはいえ策がないわけではありません。3つのストロークを駆使して、少しずつ根面を触っていきましょう。ポイントはレストもしくは中指をできるだけ術部に近づけることです。そしてキュレットをしっかり把持し、細かい動きに対応できるだけの経験を身につけていってください。 では、3つのストロークを例にあげて紹介します。ポジションによってそれらストロークを応用していきましょう。❶上顎右側図1‐a 処置時は脇をしっかり上げる。処置時の処置時のポジションポジション図1‐b の遠心隅角を水平ストロークで隣接面から舌側面へキュレットを動かす。始まりも終わりも歯肉の中となるので細やかなキュレット操作が必要となる。キュレットの動きキュレットの動き術者の位置:12時~1時 患者の口:しっかり開口 レスト: 隣在歯(1.5~2歯隣り)解説1:臼歯舌側遠心隅角を処置する際のポジション水平ストローク水平ストロークの動き図2 水平ストロークは、キュレットを隣接面方向から歯頚部方向へ引き、ブレードの長さを使ったアプローチで処置することが多い。できるだけレストを処置歯に寄せるか、中指を第二シャンクあたりまで寄せるように意識する。113322

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