ビジュアライズド イラストレーションズ
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104How to Endodonticsh:#20/.06手用GTファイルで根尖部根管を拡大し,形成(黒線は拡大部).h':ファイルの先端部に切削片が付着したので,根尖部根管が形成されたことを示す.i:術前の根管と根管形成後の根管形態の変化(赤が形成された部分).j:Negotiation前の根管と根管形成後の根管形態の変化(赤が形成された部分).S字状根管は直線状(内側が切削される)になり,湾曲部は主に外側部が拡大される.hh'ij2025a:#20Kファイルは根尖孔を通過.b:#25Kファイルも通過.ab根管形成後に作業長部根管径とテーパーを確認(根管充填の準備)作業長部根管径(最大狭窄部根管径)の太さをNi-Ti Kファイルを用いて測る意義 作業長部根管径を把握するためには,Kファイルを用いる.湾曲根管の場合は,Ni-Ti Kファイルのほうが挿入しやすい.GTファイルのテーパーは,最低でもISO規格の.02テーパーの倍以上(.04~.12テーパー)あるので,GTファイルを根尖まで通した後にKファイルを挿入すると,根管壁との干渉はなく最大狭窄部のみが接触する15.したがって,挿入したKファイルのサイズにより,作業長部根管径(最大狭窄部根管径)の太さが把握できる.#20/.10テーパーのGTファイルで根管形成後に#20Kファイルを挿入した例.最大狭窄部以外の根管壁からの干渉がない.この測定した太さを元にして,最大狭窄部から始まるテーパー状の根管形態になっていなければならない.判明した径を元に段差のない連続的なテーパー状の形態が得られれば緊密な根管充填が可能になる.#20/.06

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